魔法少女リリカルなのはA’s第11話感想

 第11話「聖夜の贈り物」

 激化していくなのはと闇の書の戦い。なのはは市街地から海上へと戦場を移し、さらなる説得を試みます。そして闇の書に吸収されたフェイトは、闇の書のなかで、アリシアとリニスとプレシアが居るというフェイトが夢にまでみた世界に出会います。一方、闇の書の中枢近くでは、眠りにつこうとしているはやてが、「自分の本当の望み」がなんであったかを疑問に思います。三人の、それぞれの戦いが続いていきます。

 さて、闇の書の意思と戦うなのは、夢にまで見た時間を過ごしつつそれが夢であることを自覚するフェイト、そして自分の本当の望みを確かめるはやて。三人の戦いに決着がつこうとしています。
 「健康な体と、騎士たちとのずっと続いてゆく暮らし」がはやての望みと告げる闇の書。そして夢の中ならばそんな世界が永遠に続くとも。しかしはやては、それを否定します。そんなのはただの夢だから、と。そうです。夢を、「自分の夢」の中でかなえても意味が無いんです。はやては闇の書に新たな名を贈り、闇の書の防御プログラムにあえて体を明け渡す。
 現実世界では、なのはと、闇の書の世界から脱出したフェイトの最後の戦いが始まろうとしています。対するは、暴走する闇の書の防御プログラム。これで本当に最後の最後。ついに闇の書事件の決着がつこうとしているのです。

 うっ。なんか粗いあらすじを書いただけだったな。
 来週で、闇の書事件が終わり、最終回でその後の話をきっとやってくれるんでしょう。
 これは改めて思うことですが、どうして13話でここまでまとまった話が作れるんでしょうか。これはやはり監督の力か脚本家の力か。どちらにせよ素晴らしいことです。今年のアニメの中では、自分的アニメランキングで文句なしでトップの座を与えたいアニメです。
 ところで、なのはのDVDのCMでなのは自ら言ってましたが、なのはA'sは「熱血バトル魔法アクションアニメ」だったんですね。熱血アニメだったんですね(笑)。美少女とかそういうのがつかないのがミソです。つまりそんなのはどうでもいいと、そういうことです。