小説「イリヤの空、UFOの夏」

イリヤの空、UFOの夏 秋山瑞人 全4巻

OVA版も発売中の「イリヤの空、UFOの夏」です。
手首に銀色の球体を埋め込んだ不思議な少女「伊里野加奈」と出逢った浅羽少年の一夏のせつないストーリーです。
初めは良く出来たコメディものと思って読んでたんですが、後半はとてもシリアスな展開でびっくり。前半で面白いと思えば思うほど切ないラストシーンが待ってます。
最終巻で作者の秋山先生は、「この作品はハッピーエンドかアンハッピーエンドか?」「いったい誰が”ハッピー”ならハッピーエンドなのか」という疑問を漏らしています。自分はハッピーエンドだと思いますよ。だって、自分の運命を知っていても「浅羽のために」世界を救う事が出来た伊里野はきっと幸せだったと思いますから。