小説「マリア様がみてる」

マリア様がみてる 今野緒雪 22巻(以下続刊)

小説の一冊目は「マリア様がみてる」です。いきなり少女小説ですね(笑)
カトリック系の女子高「リリアン女学園」に通うお嬢様たちの日常生活を描く学園コメディです。
バリバリの少女小説でありながら、男性人気も高い珍しい作品です。少女モノによくある、「少女視点でのベタベタの恋愛モノ」ではないところが男性にも受け入れられた原因でしょうか。そもそも舞台が女子高であり男性キャラが圧倒的に少ないので男女の恋愛の話はほとんど出てきません。まぁ、その代わりにやや百合っぽいところがありますが。
上級生が下級生を指導するため、ロザリオを交わして姉妹の契りを結ぶ「姉妹(スール)制度」という変わった設定があったり、ただのお嬢様ではない一癖も二癖もあるキャラクターたちがいることが作品の魅力を一層高めていると思います。
自分は2003年の1月から3月に放送されたアニメ版を見て一発ではまってしまいました。アニメのカテゴリの方にもそのうち書くかもしれません。