ひとひら(2)

久しぶりに漫画のカテゴリに書いている気がします。
実際久しぶりです。
小説なり漫画なり、何か買ったら書くように努力したいと思います。

というわけで、5月12日に発売した「ひとひら(2)」です。
なんというマイナーな漫画でしょうか。でも好きです。
そもそも、この「ひとひら」という漫画自体、1巻を古本屋で見つけて一目惚れ。表紙の絵で気に入って、中身も少し確認して、悪くなさそうだったのですぐにレジに持っていったのでした。
古本屋で衝動買いしたのは久しぶりです。
そういうわけで、楽しみにしていた2巻がやっと発売されたのでした。
作者は、桐原いずみさん。背景は、KEIGさん。コミックハイ!で連載中です。
漫画制作のデジタル化が進む現代でも、まだ珍しいかもしれないフルデジタル制作と思われる漫画です。
少なくとも背景はほとんどがCG。キャラクターに関しても、トーンはパソコンで付けていると思います。キャラクターはどこら辺まで紙に描いているか分かりません。もちろん全部パソコンかもしれませんし。
まぁとにかく絵が好みなんですよね。漫画を好きになる要素の中で、絵を気に入るかどうかはだいぶ大きな割合を占めていると思います。

あらすじの方も簡単に。
主人公は、人前に出ると極度の緊張で声が出なくなってしまう麻井麦。高校に進学してもその性格は変わらず、何の変哲もない日々を送ることになると思いきや、ムリヤリなし崩し的に演劇研究会に入れられてしまう。人数の少ない演劇研究会では即レギュラーにされ、麦はイヤイヤながらも演劇の道に足を踏み入れていく。しかもこの高校には、演劇研究会と演劇部という二つの演劇系の部活があり、秋の文化祭の講演次第でどちらか一方が廃部になってしまうのだった。そうして文化祭に向けての猛特訓が始まる。演劇研究会の仲間との交流や演劇の練習を通じて、麦が演じることの楽しさを知り、成長していく物語。

1巻で緊張しっぱなしの麦は、2巻でもやはり緊張しっぱなし。
それでも少しずつ成長していく麦の姿が微笑ましいです。
2巻では演劇部側のキャラクターも出てきたし。ますます盛り上がっていきそうです。
気になるのは、文化祭が終わった時点でこの漫画が終わるかどうか。
綺麗に終わらすなら文化祭終了と同時でしょうけど、それなら3巻くらいで終わってしまう…。
それは余りにも悲しいです。
どうせなら野乃や美麗(キャラクターが分かる人だけ分かってくださいな)が卒業するとこまでやってほしいかも。好きな漫画は少しでも長く続くほうが嬉しいですしね。すごく長く続いても少々困りますが。
そんなこんなでほのぼの学園モノが好きな人にはオススメの一冊、「ひとひら」でした。